生(なま)のいのち

 

思いを手放し 眠(ね)ているときも

 

確かに呼吸しつつ生きていればこそ

 

いま醒めているときの自分意識もあるように

 

思いの届かぬところで 私は生きており

 

思いの届かぬところで 私は死んでゆく

 

この思いで煮たり焼いたりする以前(まえ)の

 

生(なま)のいのちの力こそ

 

何より大事にせねばならぬ神の御力(おんちから)

 

 

 


 

 

内山興正「拈自己抄」より