真実を学ぶ

今日、内山老師の「拈自己抄」を読み終えた。

 

 

老師はこの著書の中で、

 

「宗教はただ人が生き、そして死んでゆく、自己の人生の根本問題を追求する営み」

 

 

と定義づけられているのだけど、私もまさしくそれが宗教の本質なのだろうと思う。

 

権威やお飾りで宗教を語り利用し、生死(しょうじ)の問題を切り捨ててしまうのなら、それはもう宗教では無くなってしまうのだ。

 

 

そして、

 

「神=二つではない、一にして有りて在る者」

 

であり、

 

「われら神の中に生き動き又在るなり

 

 

というのが、これこそ真実なのだろうと感じたし、バガヴァッド・ギーターの「普遍の真理」そのものだなあ、と思った。

 

 

 

内山老師の著書は、3年半前に「坐禅の意味と実際」を読んだのが初めてだったけど、老師の御本を拝読すると、真実が書かれていて、そしてそれをご自身の言葉で精魂込めて伝えようとされているから、読んでいて心が震えるし、真実を学べる悦びに満たされる。

 

 

次は以前に購入してまだ読んでいなかった「進みと安らい」を拝読するつもりだけど、こうして著書を通じ、真実を伝えて下さる老師に出会えて、本当に良かったなあと思う。

 

 

 

 

 

現し世に

もし絶対ということがありとせば

それは必ず死ぬというただ一事

だが同時に我れには

必死に生きたい生存本能の事実あり

この生と死の絶対矛盾の

狭間に立つ自分のいのち

この生死問題を問いつづけつつ

謙虚に古えの道を学ぶ処に

初めて求道あり